2017年9月18日月曜日

第72回国民体育大会 愛顔(えがお)つなぐえひめ国体報告

今年の競技は、会期前実施競技となり、さらに高知県での県外開催競技となった。
会場は四国の水がめとしても有名な早明浦ダム下流の吉野川で行われ、四日間とも天候に恵まれ、コンディションとしては良好であった。

今年から、スラローム競技についてはオリンピック競技であるC-1(カナディアンシングル)が新たに実施されることになり、岐阜県選手団についてもその対応が必要となった。
岐阜清流国体を開催するにあたり、岐阜県のカヌーに対する取り組みを一過性に終わらせない為に揖斐川町、岐阜県、各市町村カヌー協会の協力のもと、次世代選手の発掘、育成を図ってきた。これらの活動が結実し、新たに田中雄己選手がK-1選手となり初出場できることとなり、加藤哲平選手がC-1選手とすることができた。
加藤哲平選手
田中雄己選手
 
海渕萌選手
実施種目が増加したことに伴い、本選への出場枠が削減されたが、岐阜県選手は出場種目のすべてにおいて東海ブロック予選を勝ち上がり本選への出場切符を獲得した。
 
コース確認中のチーム岐阜

公式練習中のチーム岐阜

本選種目別成績
スラローム
種目
選手名
25ゲート
15ゲート
K-1
田中 雄己
3位
6位
海渕 萌
2位
5位
C-1
加藤 哲平
3位
3位

ワイルドウォーター
種目
選手名
1,500m
スプリント
K-1
渡辺 正浩
3位
2位
井戸 奈津美
3位
6位

渡辺正浩選手
井戸奈津美選手
戦績については、選手全員が出場種目すべてにおいて入賞するという快挙となり、その結果、
競技別成績(スラローム、ワイルドウォーター終了時点)では
天皇杯 1位 (昨年2位)
  皇后杯 3位
という素晴らしい結果を残すことができた。


スラロームチーム

監督とワイルドウォーターチーム



今年の選手団は、高校一年生にして初出場となった者、就職活動中や結婚を控えた者、新たな職責が増えた者と、人生で節目を迎え大会に臨む者が多かった。
しかし、これらの状況下においてでも練習時間を捻出し、試合当日に最高のPerformanceを発揮できた選手達は本当に素晴らしい。
加藤彰則理事長

近藤恭啓理事
大会期間中、試合の無い選手は競技中の選手と並走しながら「アップ!アップ!」、「Go!Go!」の掛声をあらん限りの声で応援する姿は、「チーム岐阜」の団結力の象徴として、実況放送席からも称賛されていました。
岐阜県審判団と岐阜県選手団
チーム岐阜


選手たちは、すでに次の目標を定めています。
来年は厳しい戦いが予想されます。
でも、今日の結果に満足することなく常に高みを目指す真のアスリート達に、期待せずにはいられません。
チーム岐阜 つながりのあるすべての人に感謝いたします。 

カヌースラローム・カヌーワイルドウォーター

岐阜県監督 高見 文博

0 件のコメント:

コメントを投稿